吉野 達彦 特定准教授非現職

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所属期第14期(任期:2024年4月~)
グローバル型 -
専門有機化学
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研究内容超高活性C–H活性化触媒の創出と高難度物質変換反応の開発
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受入先部署理学研究科
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直前所属北海道大学大学院 薬学研究院
自身の研究内容を含めた自己紹介: 炭素と水素を基本骨格にもち、そこにいくつかのその他の元素が結合してできる有機化合物は、非常に多様性に富んだ魅力的な物質です。高分子、有機電子材料、医薬品など、様々な機能をもつ有機化合物が私たちの身の回りに溢れており、それらの多くは人類の手によって、主に石油由来の原料から合成されています。私の専門である有機化学、特に有機合成化学は、そのような有機分子を自在に作るための手法を研究する分野です。私の白眉プロジェクトの研究では、有機化合物の基本骨格の一部であり反応性に乏しい炭素–水素結合を効率的に活性化できる新しい触媒の創出と、それを利用した新たな有機合成反応の開発をおこないます。このような反応はC–H活性化と呼ばれ世界中で研究が展開されてきましたが、将来的に本当に「使える」と思えるレベルの反応を世に送り出すことを目標とし、実験・計算化学の両方からこの課題に取り組みます。