山吉 麻子 特定准教授非現職
  • 所属期
    第6期(任期:2015年4月~2020年3月末)
    グローバル型
  • 専門
    核酸化学
  • 研究内容
    『RNAエピジェネティクスを支配する新規遺伝子制御法の開発』

『副作用の無い抗ガン剤が作りたい!』と思ったことが、私が研究者になるきっかけでした。副作用の無い抗ガン剤の開発を目指すうち、その要となっている『特異的な相互作用』に深い関心を持つ様になりました。ある分子が特定の分子と非常に高い特異性と親和性を示す現象に、私は大きく魅かれます。核酸に着目した研究を行っているのは、核酸はその配列や高次構造を変化させることで、様々な分子種に対して高い特異性を示す性質を発現するからです。近年、様々な核酸、特にRNA において、生体内で驚くべき機能を持つことが明らかとなりました。①天然に存在する分子の標的認識機構を知る事、②それをベースとした分子設計。天然に学び、天然を超える機能を持つ分子を作ること、それが私のライフワークです。