山道 真人 特定助教非現職
  • 所属期
    第5期(任期:2014年4月~2019年3月末)
    グローバル型
  • 専門
    生態学・進化生物学
  • 研究内容
    『生態と進化のフィードバック:理論と実証によるアプローチ』

世界の人口は増加し続け、ウナギの漁獲量は大幅に減少しています。生物の個体数の増減はなぜ起こるのでしょうか。生態学者は気候変動や餌の枯渇、天敵といったさまざまな要因が個体数変動に与える影響を調べてきましたが、近年になって短期間で起こる適応進化(遺伝子頻度の変化)が大きな影響を持つことが明らかになってきました。私は、プランクトンの連続培養系(ケモスタット)と数理モデルを用いて、食う者-食われる者の個体数変動と進化動態についての研究を行っています。実験室の中のミニチュア生態系と数式のアプローチを組み合わせることで、野外の生態系で実際に起きている複雑な適応と絶滅のダイナミクスを理解したいと考えています。

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