前多 裕介 特定助教非現職

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所属期第3期(任期:2012年4月~2017年3月末)
グローバル型 -
専門物性物理学、分子生物学
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研究内容『分子の構造、情報、輸送の動的結合の解明による生命の起源の研究』
富山県射水市出身。生命科学を志して東京大学で分子生物学の学科に進学しましたが、佐野雅己教授(東大理・物理)が主催する輪読会で非線形科学に触れたことがきっかけで、物理学によるアプローチに転向しました。現在は、物質が移動する輸送現象の性質を実験・理論の両面から研究しています。特に、生命の情報を司るDNAとRNAにおいて分子構造と輸送現象が結合する物理的機構を解明することが目標です。得られる知見から、生命の起源ともよばれるRNAワールド誕生に至る物理的シナリオを提示します。更に、この輸送現象を利用することで、生体分子や細胞の自在な操作を可能とする新たな技術の開発にも取り組みます。