王 柳蘭 特定准教授非現職

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所属期第4期(任期:2013年4月~2018年3月末)
グローバル型 -
専門文化人類学・地域研究
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研究内容『アジアにおける中国系ディアスポラの多元的共生空間の生成』
神戸市生まれ。移民研究をはじめたきっかけは、台湾系2世の父と日本人の母に育てられた文化的民族的背景が強く影響していると言ってもよいでしょう。けれども、もともと英文学科出身であり、自分の出自につながる中国や台湾系の移民を研究として取り組む意識はさほど強くありませんでした。きっかけとなったのは、大学や大学院時代を通じて今に至る人類学に導いてくれた恩師の励ましです。また、「己を問う」ことを通して学問をすることの大切さをフィールドワークから学ぶことができたことも、研究を続けていく支えになっています。東アジアと東南アジアの境界線上で生じる移民の生き方、祈りを通じて共同体を形成していく宗教の動態や民族間の関係、開かれた多元的な共生のあり方に関する人類学・地域研究を志しています。