VAN STEENPAAL Niels(ファンステーンパール ニールス) 特定助教非現職
  • 所属期
    第5期(任期:2014年4月~2019年3月末)
    グローバル型
  • 専門
    思想史・文化史
  • 研究内容
    『近世・近代日本の伝記叢書にみる「人間」の創造』

オランダ・ライデン大学で日本史・中国史を学び、近世アジアの道徳に興味を持ち始めました。特に、物質文化と道徳思想とがいかなるメディアやプロセスを介して、相互に関連しているのかという、「道徳文化」の問題に着目してきました。道徳が、「人間」に対する理解を踏まえてできているという立場から、現在の研究課題は、江戸時代から明治時代までの日本における「人間」観、その心性と言説の変容を明らかにすることです。この作業を通して、「差別」の形成過程を解明すると同時に、文学形態と思想との関係をも明らかにできると考えています。