潮 雅之 特定准教授非現職
  • 所属期
    第9期(任期:2018年10月~)
    グローバル型
  • 専門
    生態学
  • 研究内容
    『生態系予報に向けた野外生態系自動モニタリングシステムの構築』

生態系の動態、例えばある生物種の個体数変動や系内の物質循環、は生態系・生物多様性の保全という観点から重要であるだけでなく、人間社会にも直接的に影響を与える可能性があります。例えば自然生態系に存在している病原菌は人間や農作物に病気という形で負の影響を与えることがあるでしょう。従って、生態系動態を理解・予測し、制御することは生物多様性の保全のみならず健全な人間社会の維持のためにも重要です。私はこれまでに野外生態系動態の理解・予測のために野外サンプルの分析手法・データ解析手法の開発・改良およびそれらの実サンプル・実データへの適用を行ってきました。白眉プロジェクトではそれらの前段階、つまりデータ取得に関するプロセスを見直し、野外生態系からの大規模データの取得を自動化・迅速化することを目指します。最終的にはこれらの成果を「生態系の明日」を予測するためのシステム構築に利用することを目指します。

研究者関連ニュース