上野 賢哉 特定助教非現職

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所属期第1期(任期:2010年4月~2015年3月末)
グローバル型 -
専門理論計算機科学
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研究内容『論理式サイズ下界に対する線形計画的方法論』
小さい頃から宇宙や素粒子といった根源的な対象に興味を持ち、科学者となることを夢見てきました。現在は、計算機によって計算可能なものと計算不可能なものを理論的に明らかすることで、計算と知能の本質に迫ることに興味があります。特に、計算の限界を数学的に証明することで、ある特定の問題がどんな上手い工夫を施しても速く解けないことを裏づけ、算法設計の向上に対する恒久的に無駄な努力を省くことができます。そのために、論理式という根源的な計算模型に対してその構造的複雑さを議論し、それ以上その基本素子の数を小さくできないといった限界(下界)を証明する技術を線形計画法の理論の考えを活用しながら構築していきます。