藤井 俊博 特定助教非現職

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所属期第9期(任期:2018年10月~)
グローバル型 -
専門宇宙線物理学
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研究内容『極高エネルギー宇宙線天文学によって近傍宇宙の極大エネルギー現象を解明する:新型大気蛍光望遠鏡アレイ』
極高エネルギー宇宙線の起源と加速機構は、宇宙素粒子物理学および天文学において最上の重要性を持つ。極高エネルギー宇宙線はその莫大な運動エネルギーのために銀河系内外の磁場で曲げられにくく、近傍宇宙での極大エネルギー現象との到来方向との相関が期待され、次世代の天文学が達成できると考えられている。新型大気蛍光望遠鏡アレイ(Fluorescence detector Array of Single-pixel Telescopes, FAST)は、極高エネルギー宇宙線観測の将来計画であり、極高エネルギー宇宙線の特性を史上最大の有効検出面積で測定するのに適した大面積かつ低コスト型の検出器となっている。私は、1.6 m口径の分割鏡の焦点面に4本の200 mmの光電子増倍管を設置したFAST望遠鏡による試作機アレイを開発し、極高エネルギー宇宙線天文学のための新たな観測手法を確立する。