TASSEL Cedric(タッセル セドリック) 特定助教非現職

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所属期第3期(任期:2012年4月~2017年3月末)
グローバル型 -
専門固体化学
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研究内容『ペロブスカイト型構造を有する混合アニオン化合物の合成および評価』
フランスのブルターニュに生まれ、レンヌ第一大学にて、学士・修士を修めました。博士課程を京都大学で過ごし、酸化物の低温合成に関する研究で学位を取得しました。低温でのトポケミカル反応を用いた新物質の合成と、得られた物質の構造解析に注力した研究を行っています。本プロジェクトでは、これまでにない手法を用いて新たなペロブスカイト型化合物の合成に取り組みます。ペロブスカイト型化合物は無機固体化学の分野において、大きな注目を集めている系であり、その組成はABO3と表記されます。AおよびBがカチオンサイトであり、アニオンサイトはO2-で占められることが多いことが知られています(図参照)。ペロブスカイト型酸化物は応用分野(触媒、固体酸化物燃料電池、デバイスなど)でも幅広く用いられており、新物質の発見により、興味深い物性の発現が期待できます。