志田 泰盛 特定助教非現職
  • 所属期
    第1期(任期:2010年4月~2015年3月末)
    グローバル型
  • 専門
    インド哲学
  • 研究内容
    『古典インド聖典解釈学派による音声の永遠性論証の研究』

宗教聖典に始まり叙事詩・歴史書・占星術など極めて多岐に渡るインド古典の中でも、特にサンスクリット哲学文献を中心に研究を進め、認識の検証・神の存在・聖典の権威をめぐる哲学論争史をテーマに学位を取得しました。仏教をはじめ我が国にも伝わる様々な思想は、古典インドにその源流が確認できますが、古典期インドの思想史解明のためには、世界の写本図書館に保存されている原典写本に基づくテキストの校訂と翻訳といった基礎研究が欠かせません。本プロジェクトでは、古典インドの聖典解釈学派が提唱する音声の永遠性論証を主題として、未出版文献の校訂出版を中心に、古典インドにおける〈言葉の永遠性〉をめぐる論争を文献実証的に解明します。