大河内 豊 特定准教授非現職

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所属期第3期(任期:2012年4月~2017年3月末)
グローバル型 -
専門素粒子論
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研究内容『超対称性をもつ場の理論に関する研究』
対称性は現代素粒子論において重要な役割を果たしています。対称性は、しばしば「美」と表現されることもあります。宇宙を支配している基本法則が美をもとに構成されていることに、学部学生のとき強い衝撃を受けました。なぜ美しいことが真実なのでしょうか?この問いは今でも私の心にあり、研究の原動力になっています。対称性をもとに構成された理論が、その対称性を自発的に破るということも重要な役割を担っています。ヒッグス粒子というのは、この対称性の破れを引き起こす重要な役割を果たすと信じられています。スイスのCERNで稼働中のLarge Hadron Colliderはまさにこのヒッグス粒子の探索を行っています。白眉プロジェクトでは特に超対称性と呼ばれる対称性をもとに初期宇宙の理論の構築を目指したいと思います。