村上 慧 特定助教非現職
  • 所属期
    第5期(任期:2014年4月~2019年3月末)
    グローバル型
  • 専門
    有機化学
  • 研究内容
    『硫黄元素の特性を生かした新規有機分子構築法の創生とその展開』

小学生の時から、科学者になりたいと考えていました。分野を決めたのは、高校時代。ちょうど高校在学の3年間、毎年ノーベル化学賞を日本人の先生が受賞され、何か縁があるのではないかと(勝手に)考えておりました。中でも、物質を自在に創りだす有機化学やそれを可能にする遷移金属触媒反応に強く興味を持ち、研究室を選びました。有機化学は成熟した学問である一方で、高効率かつ高選択性で目的物質を作るというのは容易ではありません。物質が複雑になれば、いまだに合成すら困難なものが数多く存在します。欲しいものを自在に、精密に、直接的に合成できるような新しい反応の開発を目標に研究しています。