三枝 洋一 特定准教授非現職
  • 所属期
    第3期(任期:2012年4月~2017年3月末)
    グローバル型
  • 専門
    数論幾何学
  • 研究内容
    『リジッド幾何学を用いたp進代数群の表現論の幾何的研究』

私の研究している数論幾何学とは,整数論の問題を幾何学的な手法によって考察するという数学の一分野です.現在は,ラングランズ対応と呼ばれる予想に興味を持っています.この予想は,整数に関する方程式の理論と,保型形式という関数の理論を結び付ける壮大なものであり,現代の整数論の発展の原動力の一つでもあります.この予想の中でも近年進展が著しい局所ラングランズ対応を,幾何学的な視点から明快に理解することが私の現在の研究目標です.「2つの異なる対象の間に不思議な関係がある」「一見難しそうなものが,見方を変えると突然シンプルになる」という,数学の2つの魅力を感じられる研究テーマだと思っています.

研究者関連ニュース

『ラングランズ・プログラム』