松尾 直毅 特定准教授非現職
  • 所属期
    第1期(任期:2010年4月~2015年3月末)
    グローバル型
  • 専門
    神経科学、分子生物学
  • 研究内容
    『遺伝子改変マウスを用いた記憶学習のメカニズムの研究』

京都市出身。近所の田畑や河川敷、神社などで昆虫採集に熱中する昆虫少年でしたが、遺伝子工学に興味を抱いて大阪大学理学部に入学し、大学院修了まで分子生物学を学びました。学部時代に「記憶学習」というものが心理学ではなく自然科学としても研究対象となり得ることを知ったのが契機となり、現在は分子生物学を駆使した独自の巧妙な遺伝子改変マウスを開発し、記憶学習の動作原理の研究を行っています。特に、記憶の可視化や操作を行うことにより、記憶情報が脳内のどこで、どのような原理で記銘、保持、想起されるのかを明らかにするべく研究に取り組んでいます。私たちの精神活動(こころ)の基盤とも言える記憶学習を含め感情・意識・思考など、私たちの脳の中で起きている現象を自然科学の言葉で説明することを目標としています。