草田 康平 特定准教授非現職
  • 所属期
    第11期(任期:2020年10月~)
    グローバル型
  • 専門
    ナノ材料,無機化学
  • 研究内容
    統計学を用いたハイエントロピー合金触媒の開発手法の構築と革新的触媒開発
  • 受入先部署
    高等研究院 高等研究院 物質-細胞統合システム拠点(iCeMS)
  • 直前所属
    京都大学 大学院理学研究科

持続可能な循環型社会を実現する物質変換を可能とする触媒や、身の回りのデバイスを小型化する電子材料の開発などのため、物質を原子や分子のスケール(10-9m=1nm(ナノメートル))で自在に制御する技術(ナノテクノロジー)の重要性が益々高まっています。私は中学生の時に万物が様々な原子の組み合わせで出来ていることを知ってから、原子をコントロールして物質を創造できる「化学」という学問に興味を持ちました。私は、これまでに化学的な手法で金属をナノサイズ化した粒子(金属ナノ粒子)を合成し、それらを触媒として応用する研究を行ってきました。特に、原子レベルで制御された新しいナノ物質を合成することに力を入れており、白眉プロジェクトでは、更に複雑化した多元素ナノ合金の研究を推進し、その効率的な開発手法の構築と、触媒としての応用開発を軸に基礎研究を進めるとともに、未来社会の一端を担うナノ材料の開発を目指します。

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