越川 滋行 特定助教非現職
  • 所属期
    第5期(任期:2014年4月~2019年3月末)
    グローバル型
  • 専門
    進化発生生物学
  • 研究内容
    『多細胞生物の模様形成機構を構成的に理解する』

千葉の田園地帯で昆虫やザリガニを捕りながら育ちました。大学院では社会性昆虫を研究するグループに所属し、採集のため世界各地を旅行しました。様々な生き物を見て考えるうちに、ある生き物だけが持つユニークな特徴(新奇性)が、どのように生じてくるのか、という疑問を抱きました。様々な特徴や性質を持つ近縁種がいるショウジョウバエを使うことで、その特徴ができる仕組みと進化の様式を調べることができます。白眉プロジェクトでは、翅(はね)に模様を持つショウジョウバエを材料に、模様の場所がどのように決められるのかを研究しています。そして、その仕組みを完全に理解できたあかつきには、遺伝子操作によってショウジョウバエの翅に絵を描くことが可能になるはずです。