北村 恭子 特定助教非現職

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所属期第3期(任期:2012年4月~2017年3月末)
グローバル型 -
専門光量子電子工学
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研究内容『新奇集光特性を有するビームを用いた次世代光デバイスの創生』
光は、色(波長)、強度(振幅)、振動する方向(偏光)といった、波としての物理量を持っています。このような物理量が、他のどの光源から発せられる光よりも、ずっと均一な光がレーザです。私は、レーザビームの形状(強度分布)や偏光に注目しています。例えば、これらの物理量を制御することで、収束性の限界と言われていた、波長サイズよりも、小さな集光点をえることができます。このとき、集光点は、通常の伝搬する光とは異なる特殊な偏光状態を持っています。多くの光デバイスは、物質に光を集光・照射し、反射・散乱など光学的に応答させ、検出器まで到達した情報を観察するものです。そこで、このような新奇な集光特性を持つビームが、物質とどのような相互作用をするのか、明らかにし、これまでにない光デバイスの創生を目指します。