猪瀬 朋子 特定准教授

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所属期第13期(任期:2023年4月~)
グローバル型 -
専門光化学、表面化学
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研究内容表面分子修飾ナノワイヤーを用いた単一細胞手術法の実現
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受入先部署高等研究院 物質-細胞統合システム拠点(iCeMS)
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直前所属高等研究院 物質-細胞統合システム拠点(iCeMS)
顕微鏡技術は、様々な物質や生命現象、化学反応などの可視化と解明に長年にわたって大きく貢献してきました。特に生物学分野において光学顕微鏡は、細胞の発見にはじまり、多くの生命現象の謎を紐解くために必要不可欠な主要ツールとなってきました。私はこれまで、顕微鏡を用いて、単一分子レベルでの分子の観察や電子状態の操作、単一細胞内物質の観察等、局所的な観察・操作技術を学んできました。特に最近は、生きた単一細胞を理解するための新たな観察技術の開発に力を入れています。細胞は生物の最小単位であり、その機能を理解することは生命現象を紐解く重要な鍵になります。一方、一細胞レベルでの細胞機能については、まだ完全に理解されていない部分も多く残されています。白眉プロジェクトでは、ナノ材料と顕微鏡技術を駆使することで生きた単一細胞の機能を正しく理解するための新たなプラットフォームの開発を目指します。