後藤 励 特定准教授非現職
  • 所属期
    第3期(任期:2012年4月~2017年3月末)
    グローバル型
  • 専門
    医療経済学、保健医療政策
  • 研究内容
    『保健医療政策に人々の選好をどうやって取り入れるか?』

富士山の麓で生まれ育ちました。家が開業医だったので、科学としての医学というよりは、生業としての医療を見て過ごしました。保険制度のもとで、「お会計は結構です」と言われて帰る患者さんがたくさんいるのを見てびっくりしていました。医学部と2年間の臨床研修を経て、有限な時間やお金をどう配分するかを考える経済学に興味を持ちました。高齢化の進む先進国では、薬や医療技術を経済的に評価し、優先順位をつけることに取り組んでいます。その際、単に費用や効果のみを考えるのではなく、納税者や患者の選好を考慮する必要があります。選好を定量的に測定し合理的な政策決定を行うためにはどうしたらよいか、を研究しています。