榎戸 輝揚 特定准教授非現職
  • 所属期
    第6期(任期:2015年4月~2020年3月末)
    グローバル型
  • 専門
    宇宙物理学
  • 研究内容
    『宇宙X線の超精密観測で挑む中性子星の極限物理』

超新星爆発で誕生する中性子星では、地上の実験では到達できない高密度・強磁場・強重力などの極限的な物理が起きています。なかでも、宇宙最強の磁石星と考えられるようになったマグネターは、強磁場の物理の実験室になるとも期待されています。日米を中心に国際連携で進められている次世代の宇宙X線望遠鏡のプロジェクトを駆使し、 多様性に富んだ中性子星を統一的に理解したいと思っています。特に、磁場エネルギーを解放して突発的に明るくなるマグネターが超強磁場の天体であることを観測的に確立し、その放射機構の解明を目指します。宇宙には、我々が全く知らなかった「未知」に遭遇するチャンスがまだ数多く眠っています。

研究者関連ニュース