安藤 裕一郎 特定准教授非現職
  • 所属期
    第7期(任期:2016年10月~2021年9月)
    部局連携型
  • 専門
    スピントロニクス
  • 研究内容
    『半導体スピントロニクスの創製』
  • 受入先部署
    工学研究科
  • 直前所属
    京都大学大学院工学研究科電子工学専攻・助教

私が子供の頃にはパソコンや携帯電話,音楽プレーヤー等の身近な電子機器が革新的な発展を遂げる過程にあり,新しく発売される電子機器の性能の高さに驚かされていました.次第に動作原理について興味を持ちはじめ,新しいデバイスを創り出す研究者に憧れを抱くようになりました.最近でも,洗練された半導体技術を知る度に深い感銘を受けております.これまでの半導体デバイスは構成素子を小さく作ること(微細化)で高性能化を実現していました.しかし微細化による高性能化は物理的限界に直面しつつあります.私の研究では電子のスピン情報を用いて全く新しい原理に基づくデバイスを作製し,物理的限界の打破を目指しています.