松本 達矢 特定助教

-
所属期第13期(任期:2023年4月~)
グローバル型 -
専門天体物理学
-
研究内容将来観測を見据えた汎用性の高い突発天体解析手法の完成とその応用による天体爆発現象の究明:ブラックホールや中性子星などの極限天体はどのような星から誕生し多様な宇宙の爆発現象を引き起こすのか?
-
受入先部署理学研究科
-
直前所属コロンビア大学 物理学科
宇宙には強い重力のために光さえ脱出できないブラックホールや、銀河一個分の明るさに匹敵する超新星爆発を引き起こす中性子星といった天体が存在します。幼少期に図鑑を通してこれらの極限天体を知った私には、なにか自分の理解を超えるような遠い彼方の存在だと感じられました。しかし、物理学の知識を用いることでそれらを理解できることを知って感銘を受け、以来、天体の性質をより深く理解するべく研究に取り組んでいます。この10年ほどで観測の手法が多様化し、これまでには予想されていなかった天体の爆発現象が数多く発見されています。
白眉プロジェクトでは、今後も進歩していく観測体制を念頭に、より多くの天体爆発現象を短時間で解析する方法の完成を目指します。この方法を実際に観測された天体に適用していくことで、それらの物理的性質を探り、爆発の理論モデルなどの提唱にも取り組んで行きます。