| ENGLISH |
(BM) 特に面白いのは、何について話すかによって言語が違うことですね
(HK) そうですか。私なんか他言語をつかうこともありますけど、日本語的にしか考えないですし、限られた語彙で何とかしてますね。何語を話すときもおなじように聞こえるといわれます
(BM) 私にとっては、英語は学術言語なので、いつもちょっと長めの難しい単語を使ってしまう。そうやって英語を学んだものですから。そして日常的なことは広東語で考えます
(HK) 言語によって知ってる単語がかわるのはわかりますね
(BM) エスペラントは面白くて、人工言語なんだけど、他の言語ではないようなことまでエスペラントで考えたりしますね
(HK) たとえば
(BM) たとえば、何か考える時、エスペラントは自由なんですよ。母語だと他の言語ではないような概念があるので。たとえば指とか
(TS) 指だね!
(BM) たとえば、指は何本ですか ?
(HK) 何語で ?
(BM) 何語であるかによるけど、指が 20 本あるというのは日本語とかスペイン語、エスペラントでは自然だけど、とても不自然に思える言語もあるわけですよね。さらにエスペラントなら、いくらでも単語を自由に組み合わせてて新語をつくれるわけで
(HK) 指について言えば、英語では8本しかないと聞きましたけど、本当ですか*3
(NB) エスペラントだと親指に特別な言い方はないんですか
(TS) 二本の大きい指かなあ
(BM) きっと何かあるはずだけど、両親の指とか、だけど英語では何本ですか。10本ですか。8本ですか
(NB) 確かに英語では8本だけだね。「指が何本ありますか」という時、笑ってしまうのは、みんなは「指」のことを考えているのに、自分は “finger” を考えているからだよね。文化の違いがよく現れているよね