3月15日13時に第15期公募情報を公開いたしました。
4月1日13時より応募者登録サイトへの登録が可能です。
Information on the 15th call for applications was opened at 13:00 on 15 March.
Applicants can register on the registration website from 1 April at 13:00.
『 難治性眼疾患に対する治療法開発 』
視覚は外界からの情報源の80-90%を占めるとされ、中途失明は生活の質を極端に悪化させます。現在、日本における中途失明の原因疾患は、1位緑内障、2位網膜色素変性、3位糖尿病網膜症、4位黄斑変性、5位脈絡膜萎縮となっています。これら疾患に共通するのは、網膜細胞の変性・脱落による視機能低下、です。緑内障には、眼圧を下げるという治療法がありますが、治療を行ってもなお失明に至る例も少なくありません。網膜色素変性や脈絡膜萎縮には根本的な治療法がありません。私は、網膜神経細胞を保護することにより疾患進行予防の新規治療の可能性に関して研究を行ってきました。細胞内エネルギー保持による細胞保護戦略に関して基礎的研究から臨床研究の結果についてお話させていただきます。