第183回白眉セミナー : 『 電子顕微鏡を用いたRNAウイルスの構造研究 』
- 杉田 征彦(第10期 ウイルス・再生医科学研究所 特定助教)
- 2020/07/07 5:00pm
- ZOOM(白眉センター内限定)
- 英語(時々日本語)
要旨
ウイルスは小さな構造体で、ときに宿主に病気を引き起こします。世の中には、インフルエンザウイルス、麻疹ウイルス、エボラウイルス、狂犬病ウイルス、日本脳炎ウイルス、コロナウイルスなど、RNAゲノムを持つヒトの病原ウイルスが多く存在します。ウイルスの形成機構を理解し、抗ウイルス薬を開発するためには、ウイルスの構造を理解することが重要です。しかし、多くのRNAウイルスは柔らかくて不安定な性質を持っているため、構造解析には困難が伴います。本セミナーでは、様々な電子顕微鏡法を用いて取り組んできたインフルエンザウイルスとエボラウイルス(と少々、新たに取り組みはじめた新型コロナウイルス)の構造研究について御紹介したいと思います。
オープニング・トーク
科学が新型コロナウイルス感染症対策に果たす役割とは
- 講演者:水本 憲治(第9期 総合生存学館(思修館) 特定助教)
- 日時:2020年7月7日(火)16:30-
- 場所:ZOOM(白眉センター内限定)
- 使用言語:英語(時々日本語)
要旨
Since COVID-19 transmission started, a variety of epidemiological methods and statistical/mathematical modelling has been applied into health related policies to confine its spread in Japan and worldwide. In this opening talk, I will introduce not only my recent research activities, but also refer to the activities in emergency operating center in Ministry of Health.