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(司会) まず簡単に、皆さんから自己紹介と、研究を短く説明していただきたいと思います。では藤井さんからお願いします。
(藤井) 藤井崇といいます。白眉4期です。専門は、一番広く言えば歴史学。もっと詳しく言うと、古代地中海世界という世界があるんですけども、そこの死の歴史をやっています。具体的には、 墓石だとか当時の資料だとかを見ながら、当時の人がどう死を受け止め表現していたかっていうところを研究しています。基本的にはいわゆるギリシャ・ ローマ史っていう歴史学の分野です。
(江間) 白眉3期の江間です。細さんとは一度アカデミックデイ1関係で話したことがありますが、他の方とはあまり話したことがなかったので今日の対談を楽しみにしていました。もともとは情報学やシステム論の教育を基礎で受けたのですが、その延長上で異分野間の対話だとか、科学技術(情報)と社会との接点を研究する科学技術社会論という分野に現在はいます。情報学と社会が基礎なので、白眉ではプライバシーだとかセキュリティとかをやっているはずなんですが、最近は本業が異分野対話イベント企画とかアウトリーチ支援とかの副業に乗っ取られつつあります(笑)。副業の関係で今日は呼んでいただいたのかな、と。
(細) 白眉4期の細です。進化生物学が専門分野で、中でもカタツムリと、それを食べるヘビというマニアックな生き物をつかって、生き物間の相互作用とか、種の多様化とか、非対称性とか、 そういった現象を研究しています。
(花田) 白眉4期の花田です。専門は素粒子論という分野ですけど、物理学の中で基礎的な法則を追求しています。 もちろん法則を使って、複雑な現象を解明する方向もあるんですけど、それとは逆に基礎的な法則を見つけていこうとしているのが素粒子論で、さらにその中でも特に、重力と量子力学をどう組み合わせるのか、そういったことをやっています。
左から細氏、藤井氏、江間氏、花田氏