白眉キャンプ(2015年5月29日~30日/Menaka De Zoysa)
2015年5月末に、第5回白眉合宿が京都修学院関西セミナーハウスにて開催された。京大白眉センターには、様々な分野の研究者が集められているが、今回は、このような多様な白眉研究者が、どのように普段の研究生活を行っているか、また、どのような学際的なプロジェクトに取り組んでいるのかをテーマとして発表会を開き、研究者同士の横の繋がり強めることを主な目的とした。さらに、今年度に白眉センターに採用された第6期の新白眉研究者の歓迎や、交流を深めることも目的とした。合宿期間中、5月29日全日と5月30日午前中の二日間、発表会を催し、活発な議論を行った。発表会で議論できなかったことをより深く意見交換ができるように、一日目の夜には、例年通り、交流会も設けた。また、発表会の休憩時間には、関西セミナーハウス近郊の曼殊院門跡を訪問し、京都の歴史的史跡を楽しんでいた研究者も数多くいた。
約30名の研究者が発表会に参加し、白眉研究者が最先端の研究を行いながら、どのように、ワークライフバランスを保っているか、また、家族の状況・趣味・研究への取り組み方や熱意などを説明した。一部の研究者からは、フィールドワーク、遠隔地医療等を通じて、研究者以外の方々と触れ合う機会に、積極的に参加していることなどの紹介もあった。中でも、センター長である光山正雄先生より、「35年の研究生活から学んだこと」についての紹介、プログラムマネージャーである堀智孝先生より「原理主義者の二元論」といった刺激的な発表もあり、このような合宿は、若手の白眉研究者にとって、お互い学びあえる・分りあえる場、また、様々な観点から物事を考えさせられる場であったと感じている。

(めーなか で ぞいさ)