2024年度白眉離任式(2024年9月4日/坂本達也)
第14期 特定助教(人間・環境学研究科) 坂本 達也
白眉研究者として5年の歳月を過ごされた先生方を送り出すべく、2024 年度白眉離任式が 2024 年9月4 日(水)に国際科学イノベーション棟にて行われました。湊長博総長、北川進理事、髙倉喜信センター長をはじめ、白眉プロジェクトの運営に尽力してくださっている多くの先生方に お越しいただき、厳かでありながらも和やかな雰囲気の中、 離任式が執り行われました。今回の離任式では、第10 期白眉研究者7 名(発表順)が登壇しました。
☆ 大井雅雄さん
「Langlands 対応を通して見る数学における「自然性」の考え方」
“What’s the ‘Naturality’ in Mathematics?Through the Langlands Correspondence”
☆ 中村栄太さん
「学習と進化のモデルに基づく音楽知能情報学」
“Music Intelligent Informatics Based on Modelsof Learning and Evolution”
☆ 相馬拓也さん
「シルクロード西漸物語~モンゴルからペルシアへの旅と発見~」
“A Story of Silk Road Westwarding: A Travel and Discovery from Central Eurasia to Persia”
☆ 春本敏之さん
「昆虫の性を操る微生物たちに学ぶ:生命を分子レベルで操る手法」
“Learning from Reproductive Parasites in Insects: How to Manipulate the System of Life at a Molecular Level”
☆ 杉田征彦さん
「RNA ウイルスの構造学」
“Structural Studies of RNA Viruses”
☆ 池田華子さん
「難治性眼疾患の克服を目指して」
“Overcoming Refractory Eye Diseases”
☆ 森井悠太さん
「カタツムリをめぐる冒険」
“A Wild Snail Chase”
研究者たるもの、やはりこれくらい激しく、自由に活動しなくては!と改めて思えた、ロックン・ロールな講演の数々でした。質疑応答も盛り上がり、異分野に触れることの楽しさや融合することの面白さ、あるいはアカデミアで生きていくことの厳しさを体感する会となりました。最後の森井さんの講演は、「5年間でできた、白眉研究者間のつながりが何より大きな業績だ」という言葉で締めくくられました。残った私たちもそう言えるよう、楽しく、仲良く、研究に励んでいけたら良いなと思います。
(14 期・坂本)

最前列右から大井さん、相馬さん、春本さん、北川理事、湊総長、髙倉センター長、杉田さん、池田さん、森井さん