第2回白眉シンポジウム「他者と出会う・自己と出会う」(2014年3月6日/小石かつら)

2014年3月6日(15:00-18:00)、京都大学楽友会館2階講演室において第2回白眉シンポジウムが開催されました。第1回から2年あいての今回は「Facing the Other, Facing the Self: A Kyoto University Dialogue on Multicultural Society」というタイトルを掲げ、ドイツからマティアス・フォークト教授(文化政策)を招いて英語で開催しました。

白眉研究者のあいだでは文理融合が熱く語られる機会は多くあります。しかし外国人研究者と日本人研究者が踏み込んで語り合う機会は少ないと感じていました。そこで、国境を例にあげつつ、ひろく「ボーダー」について議論したいと企画したのが今回のシンポジウム。広報開始直後から事前申請が相次ぎ、約70名の参加者を迎え盛会となりました。

問題提起した国境事例は全く状況の異なる三つ。ポーランドとドイツ(フォークト教授)、中国とラオス(ネイサン准教授)、インド、パキスタン、バングラデシュ(置田助教)。これに対し6名の白眉研究者(ドンゼ、タッセル、王、重森、熊谷、鈴木(第5期))が指定討論として各自の専門から議論を盛り上げ、司会者(山崎、小石)がついていけない場面も多々・・・。閉会後、白眉センターで懇親会を開催し、20名以上が夜遅くまで議論を続けました。

(こいし かつら)