第87回白眉セミナー : 『契丹文字解読の現段階』
  • 武内 康則 (京都大学白眉センター)
  • 2014/11/18 4:00pm
  • 白眉センター(iCeMS西館2階 会議室)
  • 日本語

要旨

契丹文字は、遼(916-1125年)を建国した「契丹」と呼ばれる民族が、自らの言語を記すために作成した文字である。すでにその使用者が絶えアジアの未解読文字の一つとして一般的に知られている。近年の新資料の出土によって契丹文字に対する研究は大きく進展し、文字表記の背後にある契丹語の言語特徴も次第に明らかになってきた。本報告は、契丹文字解読の現状と課題について述べるものである。

関連する研究者

武内 康則