第63回白眉セミナー : 『原子間力顕微鏡を使ってナノメートルの世界を観よう』
- 小林圭 (京都大学白眉センター)
- 2013/07/16 4:00pm
- 白眉センター(iCeMS西館2階 会議室)
- 日本語
要旨
原子間力顕微鏡は、走査型トンネル顕微鏡をはじめとする走査型プローブ顕微鏡の一つであり、試料表面に近接させた原子レベルで先鋭な探針(プローブ)と試料表面との間にはたらく微弱な力を検出することで、原子・分子レベルで試料の表面形状を観察したり、表面/界面物性をナノスケールで計測することができる顕微鏡である。本セミナーでは、その歴史や動作原理について簡単に説明するとともに、最近の技術革新により何がどこまで見えるように/測れるようになってきたのかを紹介したい。