第282回白眉セミナー : 新規炎症性樹状細胞の発見から病態との連関まで
- 小原 乃也 特定助教(15期・医生物学研究所)
- 2026/03/03 4:45pm
- 学術研究支援棟地下会議室1&2
- 日本語(スライドは英語)
- オンサイト、Zoom
要旨
樹状細胞は免疫細胞の司令塔として機能し、T細胞免疫反応の開始において必須の役割を果たす。近年、樹状細胞の多様性に注目が集まっており、どの樹状細胞サブセットが誘導・活性化されるかによって、下流で誘導されるT細胞免疫応答の型が規定されると考えられている。
T細胞免疫応答は大きく三つの型に分類される。すなわち、ウイルスや細胞内寄生細菌を排除する1型免疫応答、寄生虫やダニなどを排除する2型免疫応答、そして真菌や細胞外細菌を排除する17型免疫応答である。しかしながら、これら各免疫応答を開始する樹状細胞サブセットについては、いまだ不明な点が多く残されている。
私たちは最近、17型免疫応答を開始する新たな樹状細胞サブセットを同定し、さらに本サブセットが特定の病態と密接に関連することを見出した。本白眉セミナーでは、これらの研究成果について議論を行いたい。