『 地理学者、ネイティブ・ロードを行く!~人類の底ヂカラを求める旅と発見~ 』
人類は極限環境に適応し、地球上のあらゆる地域を生活の場としています。その適応プロセスには、家畜動物や野生動物を「資源」「伴侶」として利用する、巧みな生存戦略がありました。発表では、古典的なフィールドワーカーとして、地理学者として、モンゴル西部アルタイ山脈とヒマラヤ中部での長期滞在から得られた体感値のエスノグラフィから、人類の底ヂカラを考えてみたいと思います。また、COVID-19で制限される旅と移動が、フィールドでの知的再生産や発見に、いかに影を落とすかも議論したいと思います。