第177回白眉セミナー : 『 ガス交換の観測から明らかになった森林における炭素動態 』
- 坂部 綾香(第10期 農学研究科 特定助教)
- 2020/01/14 4:50pm
- 白眉センター(学術研究支援棟 1階 セミナー室1)
- 英語
- クローズド(京大関係者のみ)
要旨
森林は、二酸化炭素を吸収、貯蔵し、水分不飽和な林床土壌は強力な温室効果ガスであるメタンを吸収することから、温暖化防止に重要な役割を果たすと期待されている。森林のこうした機能を科学的に評価し、環境変化に対する将来予測を行うには、野外で大気と森林の間の温室効果ガス交換量(フラックス)を詳細かつ長期的にモニターし、変動要因を明らかにする必要がある。メタンは森林における炭素循環の一部であるが、野外でのフラックス観測例は限られおり、とりわけプロセス理解が進んでいない。本セミナーでは、異なる気候帯の複数の森林におけるメタンフラックスの観測結果を紹介し、森林が温室効果ガス収支に果たす役割について議論したい。
オープニング・トーク
『 Mathematical analysis of minimal surfaces 』
- 講演者: 高棹 圭介(第8期 理学研究科 特定准教授)
- 日時:2020年1月14日(火) 16:30-16:50
- 場所:白眉センター(学術研究支援棟 1階 セミナー室1)
- 使用言語:英語
- 発表形式:クローズド(京大関係者のみ)