3月15日13時に第15期公募情報を公開いたしました。
4月1日13時より応募者登録サイトへの登録が可能です。
Information on the 15th call for applications was opened at 13:00 on 15 March.
Applicants can register on the registration website from 1 April at 13:00.
『低炭素技術イノベーションと環境政策』
2016 年 11 月 4 日にパリ協定が正式に発効となった。米国や中国の迅速な批准が弾みとなり、2015 年 12 月 12 日の COP21 で採択されてから 1 年足らずのスピード発効となったこのパリ協定は、今後の気候変動問題の解決に向けての大きな一歩となると評価された。しかし、実際にパリ協定が言及する温度目標を実現するには、各国の不断の努力、各ステークホルダーの積極的な参画はもちろんのこと、イノベーションの役割が極めて重要であると言われている。 では、そのイノベーションをより促進するにはどうすればよいのか。イノベーションは、 当然ながら投資して研究開発を進めれば、必ず創出される性質のものではなく、環境政策などの様々な要因の影響を受けて創出されていく。そのため、どのような要因がイノベーションを誘発するのかを研究することは、今後の気候変動問題への現実的な対処法を考える上で重要である。本セミナーでは、まずは様々な誘発要因のうち、カーボンプライシングを用いた日本や海外の政策に注目してそれらが企業のイノベーションにどのような影響をもたらしているのか、これまでの研究から分かったことを報告させて頂く。