第148回白眉セミナー : 『「巧み」な運動を司る神経メカニズム -』
  • 武井智彦 (白眉センター・大学院医学研究科)
  • 2018/06/05 4:30pm
  • 白眉センター(学術研究支援棟1階)
  • 日本語 (大学院生を含めた学内の研究者が主な対象の公開セミナー)

要旨

華麗なバレエの演技、ピアニストの目にも留まらない指運び。これらは誰の目から見ても「巧み」な運動であると感じることでしょう。では、目の前のカップに手を伸ばしたり、机の上のペンをつまみ上げたりする動きはどれほど「巧み」だと言えるでしょうか?実はこのような一見単純な運動を行う際にも、複雑な力学的計算や様々な情報処理が必要であり、多くの中枢神経部位が協調して活動する必要があります。本セミナーでは、我々の中枢神経系がどのように 「巧み」な運動を達成しているのか、さらに損傷時にはそれがどのように障害されるのかについて発表者自身の研究成果をもとに発表します。

関連する研究者

武井 智彦