第135回白眉セミナー : 『模様を理解し、再構築する』
  • 越川滋行(北海道大学 地球環境科学研究院)(第5期白眉研究者)
  • 2017/09/19 4:30pm
  • 白眉センター(学術研究支援棟1階)
  • 英語 (大学院生を含めた学内の研究者が主な対象の公開セミナー)

要旨

生き物は様々な模様を持つ。 哺乳類ではシマウマやヒョウ、昆虫ではチョウなどが有名である。 これらの模様がどのように形成されるのか、そして、どのように自然界で機能しているのか、については多くの未解明な点がある。 私は、模様の形成メカニズムから機能まで統合的に扱える実験材料として、翅に模様を持つ小さなハエであるミズタマショウジョウバエを用いた研究を行ってきた。 白眉プロジェクトでは、ミズタマショウジョウバエの模様形成の仕組みを理解し、その模様を、模様を持たないキイロショウジョウバエに再現することを目標にしてきた。 その目標に、どこまで近づくことができたのか、そしてこれからの研究の展開についてもお話ししたい。

関連する研究者

越川 滋行