『マルセル・プルースト研究』
20世紀文学の最高峰『失われた時を求めて』の作者として知られるフランスの小説家マルセル・プルースト(1871−1922)の諸作品は、1920年代にわが国に紹介され始め、30年代から、太平洋戦争期の空白を経て、今日に至るまで広く親しまれてきた。本発表では、まずプルーストの人と作品を紹介したうえで、主に日本における作品受容と研究の歴史を振り返り、最後に本プロジェクトでの研究課題であるプルーストにおける反ユダヤ主義と美学との関係について考察する。
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