第1期(2009年)

【グローバル型】
公募要領

※第1期(2009年)の公募は終了しました。
2010年4月23日~6月24日12時00分の期間、第2期(2010年)の公募を行っております。(2010年5月13日)

※17.公募説明会を追加しました。(2009年10月2日)

京都大学では、このたび、京都大学次世代研究者育成支援事業「白眉プロジェクト」を立ち上げました。 このプロジェクトは、優秀な若手研究者を年俸制特定教員(准教授、助教)として採用し、最長5年間、 自由な研究環境を与え自身の研究活動に没頭してもらうことにより、次世代を担う先見的な研究者を養成するものです。

1.目的

大学における学術研究活動は、研究者の自由な発想、知的好奇心・探求心を源泉として推進される知的創造活動であり、 それらを支える最も重要な基盤は、多様な分野にわたる、創造性に富み、チャレンジングで独創的な人材です。 京都大学においても、そうした人材の育成は、重大な使命であり、グローバル化が進展する昨今、 学問の新たな潮流を拓くことのできる広い視野と柔軟な発想を持つ創造性豊かな人材を育成することが重要な課題です。 こうしたことから、次世代を担う先見的な研究者を育成するため、本学における各部局の様々な取り組みに加えて、 京都大学次世代研究者育成支援事業「白眉プロジェクト」を立ち上げ、優秀な若手研究者を年俸制特定教員(准教授、助教)として採用し、 自由な研究環境を与え、これを全学的に支援する仕組みを構築します。

2.対象とする分野

人文学、社会科学、自然科学の全ての分野を対象とします。なお、これらには、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」を含みます。

3.応募資格

博士の学位を有する者(博士の学位を取得した者と同等以上の学術研究能力を有する者を含む)とします。

4.公募方法

公募は、国際公募とします。

5.採用予定

年俸制特定教員(准教授、助教)として、毎年度20名を上限として採用します。
採用にあたり、公正な評価に基づき、同等の能力を有すると判断される場合には、女性研究者や外国人研究者の採用を促進することとします。
採用予定時期については、原則として、2010年4月1日とします。ただし、個別事情を勘案して、2010年1月1日からの採用なども可能とします。

6.待遇

本学特定有期雇用教職員就業規則に定める年俸制特定教員(准教授、助教)として採用し、給与を支給します。 採用期間は最長5年間とします。 なお、本プロジェクトの採用者については、次世代をリードする優秀な研究者として本学が認めたことを証するものとして、「京都大学白眉研究者」の称号を与えます。

7.所属

京都大学次世代研究者育成支援事業「白眉プロジェクト」を実施するため、京都大学次世代研究者育成センターを設置し、 同プロジェクトにより採用される年俸制特定教員(准教授、助教)は、同センターに所属することとします。

8.研究費および研究場所

研究費として、研究内容に応じて、年間1,000千円~4,000千円程度を措置します。 採用後提案された研究計画を実施するための京都大学内の研究場所等(受入先)については、事前に内諾を得るなど、自ら準備できることが望ましい。

9.研究成果

本プロジェクト採用者は、毎年度、研究活動の報告を行うものとしますが、中間評価等は行いません。また、採用期間終了時には、研究成果の発表を行うものとします。

10.選考方法

京都大学次世代研究者育成センターに、本プロジェクトに係る採用候補者の選考を行うための選考委員会「伯楽会議」を設置し選考を行います。
第一次審査として、伯楽会議の下に設置する専門委員会において書類選考を行い、 第二次審査として、伯楽会議において面接(日本語/英語)を行い、研究面のみならず次世代のリーダーとしての資質等を総合的に判断して採用候補者の選考を行います。
伯楽会議で選考された採用候補者については、センターにおける管理運営に関する事項を審議するための運営委員会に諮り、採用者を決定します。

11.選考結果等

選考結果については、本人に通知します。

12.提出書類

  • 履歴書および研究業績目録(+各記載要領)  (PDF)
  • 京都大学次世代研究者育成支援事業「白眉プロジェクト」提案書  (PDF)  (Word)
  • 提案書作成・記入要領 (PDF)

13.提出期限

2009年11月16日(月曜日) 12時00分【必着】

14.提出先

以下へ郵送またはE-mailにて提出してください。

〒606-8501 京都市左京区吉田本町
京都大学研究推進部 研究推進課 研究推進支援グループ(企画担当)
E-mail: hakubi2009*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)

※提出書類を郵送で提出する場合は、 封筒の表に「白眉プロジェクト提出書類在中」と朱書きしてください。
また、提出書類をメールで提出する場合は、 E-mailの件名を「【送付】白眉プロジェクト提出書類とし、 「履歴書および研究業績目録」および「京都大学次世代研究者育成支援事業「白眉プロジェクト」提案書」をそれぞれPDF形式のファイルにて提出してください。

15.問い合わせ先

以下へE-mailまたはFAXにて問い合わせしてください。。電話による問い合わせにはお答えしかねます。

京都大学研究推進部研究推進課研究推進支援グループ(企画担当)
E-mail: hakubi2009*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
FAX: 075-753-2042

16.備考

提出書類は原則として返却しません。
提出書類の個人情報は、本プロジェクトにおける選考の目的のために使用し、本目的以外には使用しません。
本プロジェクトへの応募に要する経費(申請書類作成に係る経費、旅費等)については、申請者の自己負担とします。
京都大学は男女共同参画を推進しています。
多数の女性研究者の積極的な応募を期待します。

17.公募説明会

京都大学次世代研究者育成支援事業「白眉プロジェクト」2009年募集分 公募説明会
公募説明会の登録を締め切りました。たくさんの方にご登録いただきありがとうございました。

【グローバル型】
公募スケジュール

9月16日公募開始
10月14日
10月16日
公募説明会(京都)
公募説明会(東京)
11月15日(12時)提案書提出期限
11月17日~書類選考開始
12月19日・12月20日伯楽会議による面接審査
2010年1月14日運営委員会による採用内定者決定

【グローバル型】
公募説明会

※登録を締め切りました。

このたび、京都大学では国内外の優秀な若手研究者を採用し、自由な研究環境を与え次世代を担う先見的な研究者を育成するために、 京都大学次世代研究者育成支援事業「白眉プロジェクト」を立ち上げ、公募を開始しました。

つきましては、以下の日程により公募説明会を開催します。

  1. 氏名
  2. 所属・職
  3. 連絡先(TEL)
  4. 参加を希望される会場

について、以下のメールアドレス宛に登録願います。

京都大学研究推進部研究推進課研究推進支援グループ(企画担当)
E-mail: hakubi*mail.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)

京都説明会

  • 日時:10月14日(水曜日) 18時00分~
  • 場所:京都大学百周年時計台記念館 国際交流ホール I
       京都市左京区吉田本町

東京説明会

  • 日時:10月16日(金曜日) 18時00分~
  • 場所:京都大学東京オフィス 会議室1、2
       東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟27階

参加登録について

参加を希望される方は、10月9日(金曜日)17時00分までに

  1. 氏名
  2. 所属・職
  3. 連絡先(TEL)
  4. 参加を希望される会場

について、以下のメールアドレス宛に参加登録をお願いします。

京都大学研究推進部研究推進課研究推進支援グループ(企画担当)
hakubi2009*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)

その他

詳細については、以下をご参照ください。

【グローバル型】
応募状況

応募総数

588件

内訳

  • 日本人:468名、外国人:120名   (外国人比率:20.4%)
  • 学内者:226名、学外者:362名   (学外者比率:61.6%)
  • 男性:458名、女性:130名   (女性比率:22.1%)

※ すべて本人の提案書記載の内容から分類しています。

【グローバル型】
面接対象者連絡

白眉プロジェクトの本年度の公募については現在書類選考が行われており、 今後、伯楽会議での面接を実施することとしておりますが、 書類選考の結果については面接対象者のみに以下の日時に郵便の発送またはE-mailで通知を行うこととします。

連絡日 : 2009年11月30日(月曜日)

【グローバル型】
公募内定について

京都大学では、次世代を担う先見的な研究者を育成するために、次世代研究者育成支援事業「白眉プロジェクト」を本年度に立ち上げ公募を行ってきました。これまで次世代研究者育成センター専門委員会による書類選考、伯楽会議による面接等、厳正な審査を行ってきたところですが、今般、次世代研究者育成センター運営委員会において審議した結果、次世代研究者育成センターに採用する者18名を内定いたしました。

内定者一覧

氏名研究課題名採用職種文/理現所属・職
Aaron MillerThe idea of education in modern sports : Historical and ethnographic constructions from the US and Japan助教Waseda University Research Associate
青山 和司磁場中超伝導状態における磁気揺らぎの効果の理論的研究助教京都大学大学院理学研究科物理学・宇宙物理学専攻・日本学術振興会特別研究員(PD)
上野 賢哉論理式サイズ下界に対する線形計画的方法論助教東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻・大学院生(2010年3月卒業見込)、日本学術振興会特別研究員(DC1)
小川 洋和人間の暗黙知の源となる潜在認知過程メカニズムの解明准教授東京大学先端科学技術研究センター・特任助教
川名 雄一郎古典的功利主義の社会思想の研究ー体系的理解と現在社会への提言助教European University Insitute, Department of History and Civilization/ Canon Fellow
齊藤 博英シンセティック・バイオロジーを活用した細胞機能制御技術の開発准教授京都大学大学院生命科学研究科遺伝子動態学分野・助教
佐藤 弥顔を通した社会的相互作用の心的メカニズムの解明准教授京都大学霊長類研究所比較知識発達研究部門・寄附研究部門准教授
塩尻 かおり植物コミュニケーションの生態系へのインパクトとその利用助教京都大学生態学研究センター・日本学術振興会特別研究員
志田 泰盛古典インド聖典解釈学派による音声の永遠性論証の研究助教京都大学文学研究科・日本学術振興会特別研究員PD
関口 仁子重陽子-陽子後方弾性散乱から探る三核子力准教授理化学研究所仁科加速器研究センター・仁科センター研究員
千田 雅隆ガロア表現の変形と保型L関数の特殊値の岩澤理論的研究助教京都大学大学院理学研究科・日本学術振興会特別研究員(PD)
東樹 宏和生命系の共進化:新奇なモデル系の確立による分野横断型アプローチ助教産業技術総合研究所ゲノムファクトリー研究部門・日本学術振興会特別研究員(SPD)
Nathan BadenochLanguage, Diversity and Resilience in the Transition to Sustainable Society准教授National Agriculture and Forestry Research Institute,Lao PDR
前田 理反応経路自動探索法による生化学反応機構の系統的量子化学的解明助教財団法人豊田理化学研究所・日本学術振興会特別研究員(PD)
松尾 直毅遺伝子改変マウスを用いた記憶学習のメカニズムの研究准教授藤田保健衛生大学総合医科学研究所・講師
村主 崇行偏微分方程式の数値解析のための大規模並列プログラムの自動生成助教京都大学理学部物理学第二教室・博士2回
柳田 素子新しい国民病、慢性腎臓病の病態解明および治療法・診断法の開発准教授京都大学生命科学キャリアパス形成ユニット・講師
吉永 直子鱗翅目幼虫腸内物質FACsから拓く昆虫の窒素栄養代謝制御の研究助教米国ペンシルヴェニア州立大学・ポスドク研究員

応募・内定状況

応募者数内定者数倍率
588名18名32.7倍
応募者数比率採用者数比率
男性・女性比率458名:130名77.9%:22.1%14名:4名77.8%:22.2%
文系・理系比率196名:392名33.3%:66.7%6名:12名33.3%:66.7%
学内・学外比率226名:362名38.4%:61.6%8名:10名44.4%:55.6%
国内・国外比率476名:112名81.0%:19.0%15名:3名83.3%:16.7%
准教授・助教比率180名:408名30.6%:69.4%7名:11名38.9%:61.1%
平均年齢(准教授)
(助教)
36.9歳
30.2歳

※主に本人の提案書記載の内容から転載

審査委員名簿

京都大学次世代研究者育成センター運営委員会委員名簿
京都大学次世代研究者育成センター伯楽会議委員名簿

左から大西珠枝 理事・副学長、松本紘総長、吉川潔 理事・副学長、伏木亨教授