【グローバル型】公募要領
※第12期(2021年)の公募は終了しました。
京都大学では、次代を担う先見的な研究者を育成するための取り組みとして、2009年から京都大学次世代研究者育成支援事業「白眉プロジェクト」を展開しています。このたび、世界トップレベルの研究者として活躍するとともに、次代の学術を担う人材を育成することを目的として、以下のとおり研究者の募集を開始しますのでお知らせします。なお、2016年募集より、これまでの白眉プロジェクトを踏襲した【グローバル型】に加え、文部科学省の卓越研究員事業を活用した【部局連携型】による募集を開始しました。
本公募要領は【グローバル型】に関する募集内容について記載しています。【部局連携型】の詳細については、卓越研究員事業において公開されるポストの一覧に詳細を記載する予定です。
1.対象とする分野
人文学、社会科学、自然科学の全ての分野を対象とします。なお、これらには、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」を含みます。
【参考】 審査区分表(総表)
2.応募資格
博士の学位を有する者(博士の学位を取得した者と同等以上の学術研究能力を有する者を含む。)とします。応募者の国籍は問いません。ただし、過去において白眉プロジェクトで白眉研究者として採用されたことのある者は応募できません。また、京都大学の【部局連携型】との併願はできません。
3.募集人員
15名程度
4.待遇等
- 京都大学特定有期雇用教職員就業規則に定める年俸制特定教員(特定准教授又は特定助教)として採用し、本学支給基準に基づき給与を支給します。
- 所属は、京都大学白眉センターとします。
- 採用予定時期は、原則として2021年10月1日とします。ただし、個別事情を勘案し、これ以外の時期とすることもできます。
- 雇用期間は原則5年間とします。任期の更新はありません。ただし、採用後に育児休業を取得し、それに伴って任期の延長を希望する場合は、受入部局・受入教員とも協議の上で、原則として最長1年間の任期の延長を認めることが可能です。
- 文部科学省共済組合、厚生年金、雇用保険及び労災保険への加入となります。
- 採用後に自身の研究を実施するための京都大学内の研究場所等(受入先)については、採用後の円滑な研究の実施のため、各応募者において応募時に受入教員に内諾を得る等、自ら準備することが望まれます。
- 研究費として、研究内容に応じて年間100万円~400万円程度を措置します。
- 本プロジェクト採用者については、次代をリードする優秀な研究者として本学が認めたことを証するものとして、採用日より「京都大学白眉研究者」の称号を付与します。
- 本プロジェクト採用者は、毎年度末に京都大学白眉センターから研究活動報告書の提出を求められます。また、本学の規程に定める教員評価を受けますが、白眉センターによる中間評価等は行いません。なお、雇用期間終了時には、研究成果の発表を行うものとします。
- 採用後は白眉センターが主催する行事等に参加する義務があります。また、白眉セミナー等の行事において研究発表等を行うことが求められます。
- 採用後は京都大学特定有期雇用教職員就業規則を誠実に遵守し、その実行に努めることとします。
5.選考方法
- (第一次審査)
京都大学白眉センター専門委員会において、研究実績・計画を対象に書類選考を行います。 - (第二次審査)
京都大学白眉センター伯楽会議において、面接を行い、研究面のみならず次代の学術を担う人材としての資質等を総合的に判断して採用候補者の選考を行います。 - (第三次審査)
京都大学白眉センター運営委員会において、伯楽会議における面接結果等を踏まえた審議を行い、採用内定者を決定します。
6.選考結果等
選考結果については、全応募者にメールにて通知します。なお、選考過程及び採否の理由については一切お答えできません。
7.応募方法・応募締切
応募方法
Web上の登録サイトにて応募者情報を登録し各自のアカウントを作成してください。アカウントにログインした後、京都大学次世代研究者育成支援事業「白眉プロジェクト」【グローバル型】提案書をアップロードしてください。「提案書のアップロード」をもって応募受付完了となります。
提案書作成・記入要領に登録項目の説明がありますので、登録サイトへの登録前に必ずご一読ください。
【参考】 提案書作成・記入要領
登録サイト
※登録サイトは close いたしました。
提案書アップロード期限
京都大学次世代研究者育成支援事業「白眉プロジェクト」【グローバル型】提案書を、以下の期限までに上記のアカウントにてPDF形式でアップロードしてください。
提案書 (PDF) (Word)
2021年2月4日(木) 13:00(日本時間)
※提案書アップロード期限から1週間を目途に、応募受諾のメールをお送りしますので、連絡がない場合は、必ず以下の「9.問い合わせ先」までご連絡願います。
8.公募説明会
12月下旬より公募説明会ページにて説明動画を公開します。(公開期間:2021年2月4日(木)13:00(日本時間)まで)
9.問い合わせ先
本公募に係る詳細については、Q&Aを参照してください。その他、不明な点については、以下の連絡先にメールにて問い合わせください。電話による問い合わせにはお答えできません。
【参考】 質疑応答集(Q&A)
京都大学白眉センター
E-mail:hakubi*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください。)
10.備考
- 提出書類の個人情報は、本選考の目的のためのみに使用し、応募者の承諾無く本目的以外には使用しません。
- 応募に要する経費については、申請者の自己負担とします。
- 男女共同参画を推進しています。多数の女性研究者の積極的な応募を期待します。
- 京都⼤学では、すべてのキャンパスにおいて、屋内での喫煙を禁止し、屋外では、喫煙場所に指定された場所を除き、喫煙を禁⽌するなど、受動喫煙の防止を図っています。
【 部局連携型 】 公募要項
京都大学では、次世代を担う先見的な研究者を育成するための取り組みとして、2009年から京都大学次世代研究者育成支援事業「白眉プロジェクト」を展開しています。 このたび、世界トップレベルの研究者として活躍するとともに、次代の学術を担う人材を育成することを目的として、以下のとおり研究者の募集を開始しますのでお知らせします。 なお、2016年募集より、これまでの白眉プロジェクトを踏襲した【グローバル型】に加え、文部科学省の卓越研究員事業を活用した【部局連携型】による募集を開始しました。
本公募要項は【部局連携型】に関する募集内容について記載しております。 【グローバル型】の詳細については、https://www.hakubi.kyoto-u.ac.jp/rec/2021/recruit-global-type をご確認下さい。
1.【部局連携型】(卓越研究員事業)の募集ポストについて
京都大学において、卓越研究員事業を活用し、白眉プロジェクト【部局連携型】として募集を行うポストは以下のとおりです。
なお、卓越研究員として採用された場合、所属はポストを提示している部署ですが、白眉センター教員として兼務を委嘱した上で、白眉センターで開催される各種のセミナーに積極的に参加していただきます。
※「21A5201」、「21A5202」のポストは、当事者間交渉を終了しました。
京都大学が提示するポストの詳細
なお、上記ポストへの応募を希望する研究者は、日本学術振興会の卓越研究員事業への申請を済ませた上で応募してください。
詳細は、日本学術振興会HPを参照してください。
日本学術振興会への研究者の申請期間:令和3年5月10日(月)10時~同年6月10日(木)17時(日本時間:期限厳守)
日本学術振興会HP 卓越研究員事業 公募情報(研究者向け)
https://www.jsps.go.jp/j-le/koubo_kenkyu.html
(参考)卓越研究員事業のポスト一覧
- 文部科学省 HP
http://www.mext.go.jp/a_menu/jinzai/takuetsu/index.htm - 日本学術振興会 HP
https://www.jsps.go.jp/j-le/post_list.html
2.選考方法
応募方法やスケジュール等については各ポストによって異なりますので、詳細は「1.【部局連携型】(卓越研究員事業)の募集ポストについて」をご参照ください。
3.問い合わせ先
卓越研究員事業について
制度に関すること:文部科学省
http://www.mext.go.jp/a_menu/jinzai/takuetsu/index.htm
公募・申請に関すること:日本学術振興会
https://www.jsps.go.jp/j-le/koubo_kenkyu.html
白眉プロジェクト【部局連携型】により募集する各ポストの詳細について
ポストごとに問い合わせ先を設けておりますので、「1.【部局連携型】(卓越研究員事業)の募集ポストについて」をご確認頂き、直接お問い合わせください。
(参考)白眉プロジェクト【グローバル型】について
京都大学白眉センター(電話による問い合わせにはお答えしかねます。)
E-mail:hakubi*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください。)
【グローバル型】
公募スケジュール
12月16日 | 公募開始 |
12月下旬 | 公募説明動画公開開始 (~2021年2月4日13時(日本時間)まで) |
2月4日13時(日本時間) | 提案書提出期限 |
3月上旬 | 書類選考開始 |
6月27日 | 面接審査 |
8月5日 | 採用内定者発表 |
※スケジュールについては、あくまでも予定であり今後変更の可能性があります。
【グローバル型】
公募内定について
京都大学では、2009年から京都大学次世代研究者育成支援事業「白眉プロジェクト」を立ち上げ、優秀な若手研究者を年俸制特定教員(准教授、助教)として採用し、 次世代を担う先見的な研究者を育成するための取り組みを進めてきました。第12期(2021年)については、2020年12月16日(水曜日)に公募開始、2021年2月4日(木曜日)に公募を締切り、 その後白眉センター専門委員会による書類選考、伯楽会議による面接等、厳正な審査を行ってきたところです。このたび、白眉センター運営委員会(第30回)において審議した結果、白眉センターに採用する者15名を内定しました。
内定者一覧 (2021.8.5現在) (五十音順)
氏名 | 研究課題名 | 採用職種 | 現所属・職 |
---|---|---|---|
青柳 亮太 | 樹木群集組成の超広域時系列情報を用いた植生レジームシフトの閾値解析 | 助教 | 森林総合研究所 日本学術振興会特別研究員 (PD) |
安達 俊介 | ダークマターの正体を解明する実験研究―前人未到の質量領域を拓く | 助教 | 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 特任研究員 |
安藤 俊哉 | 大規模染色体操作法の開発による多細胞生物の進化プロセスの実証 | 准教授 | 自然科学研究機構 基礎生物学研究所 助教 |
井内 真帆 | チベット文化圏の基盤解明のための総合的研究-中世チベット仏教伝播後期について- | 准教授 | 京都大学大学院文学研究科 日本学術振興会特別研究員(RPD) |
大谷 育恵 | 考古資料に基づいた漢対匈奴交渉と匈奴社会の解明 | 助教 | 国立民族学博物館 機関研究員 |
小俣ラポー 日登美 | 「黄色」聖人の誕生とヨーロッパにおける人種論の形成――近世から近代にかけてのカトリック文化圏における日本人像 | 准教授 | 京都大学大学院文学研究科 日本学術振興会特別研究員(PD) |
垣内 伸之 | 慢性疾患の克服を目指した細胞の個体内進化の解析 | 准教授 | 京都大学大学院医学研究科 助教 |
慶 昭蓉 | 内陸アジアにおける書写文化の急発展と諸胡の興起 | 准教授 | コレージュ・ド・フランス 任期付准教授 |
下林 俊典 | 非膜型分子集合体を用いた遺伝子転写過程の光操作 | 准教授 | プリンストン大学 日本学術振興会海外特別研究員 |
杉村 和幸 | 大規模数値流体シミュレーションによる初代銀河形成理論の構築: 宇宙の大規模構造から星・ブラックホールまでの統一描像 | 助教 | 東北大学大学院理学研究科 特任助教(研究) |
田原 弘量 | ナノ構造半導体と量子協力効果を利用した散逸エネルギー再利用システムの開発 | 准教授 | 京都大学化学研究所附属元素科学国際研究センター 助教 |
包 含 | 仕様検証可能な機械学習 | 助教 | 東京大学大学院情報理工学系研究科 博士課程 |
東島 沙弥佳 | 文理両方の視点からしっぽの喪失について考える、総合的「しっぽ学」の創設 | 助教 | 大阪市立大学大学院医学研究科 助教 |
中村 秀樹 | タンパク質の動的集合・離散を介した代謝制御機構への多角的アプローチ | 准教授 | 京都大学大学院工学研究科 特定助教 |
松本 徹 | 小惑星リュウグウとイトカワの試料から探る宇宙における固体の進化と変遷 | 助教 | 京都大学大学院理学研究科 特定研究員 |
応募・内定状況 (2021.8.5現在)
応募者数 | 内定者数 | 倍率 |
303名 | 15名 | 20.2倍 |
応募者数 | 比率 | 内定者数 | 比率 | |
文系・理系比率 | 111名:192名 | 36.6%:63.4% | 5名:10名 | 33.3%:66.7% |
学内・学外比率 | 92名:211名 | 30.4%:69.6% | 6名:9名 | 40.0%:60.0% |
国内・国外比率 | 226名:77名 | 74.6%:25.4% | 13名:2名 | 86.7%:13.3% |
准教授・助教比率 | 127名:176名 | 41.9%:58.1% | 8名:7名 | 53.3%:46.7% |
平均年齢 ( 准教授 ) ( 助 教 ) | 40.9歳 | - | 38.4歳 | - |
35.1歳 | - | 33.1歳 | - |
※主に本人の提案書記載の内容から転載