【グローバル型】公募要領
※第10期(2019年)の公募は終了しました。
京都大学では、次代を担う先見的な研究者を育成するための取り組みとして、2009年から京都大学次世代研究者育成支援事業「白眉プロジェクト」を展開しています。このたび、世界トップレベルの研究者として活躍するとともに、次代の学術を担う人材を育成することを目的として、以下のとおり研究者の募集を開始しますのでお知らせします。なお、 2016年募集より、これまでの白眉プロジェクトを踏襲した【グローバル型】に加え、文部科学省の卓越研究員事業を活用した【部局連携型】による募集を開始しました。
本公募要領は【グローバル型】に関する募集内容について記載しております。【部局連携型】の詳細については、卓越研究員事業において公開されるポストの一覧に詳細を記載する予定です。
1.対象とする分野
人文学、社会科学、自然科学の全ての分野を対象とします。なお、これらには、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」を含みます。
【参考】審査区分表(総表)
2.応募資格
博士の学位を有する者(博士の学位を取得した者と同等以上の学術研究能力を有する者を含む。)とします。
応募者の国籍は問いません。ただし、過去に於いて白眉プロジェクトで採用されたことのある者は、応募できません。また、【部局連携型】との併願は出来ません。
3.募集人員
10名程度
4.待遇等
- 京都大学特定有期雇用教職員就業規則に定める年俸制特定教員(特定准教授又は特定助教)として採用し、本学支給基準に基づき給与を支給します。
- 所属は、京都大学白眉センターとします。
- 採用予定時期は、原則として、2019 年10 月 1日とします。ただし、個別事情を勘案し、これ以外の時期とすることもできます。
- 雇用期間は原則 5 年間とします。任期の更新はありません。
- 文部科学省共済組合、厚生年金、雇用保険及び労災保険への加入となります。
- 採用後に自身の研究を実施するための京都大学内の研究場所等(受入先)については、応募時に受入教員に内諾を得るなどして、自ら研究場所を準備する事が望まれます。
- 研究費として、研究内容に応じて、年間 100万円 ~ 400万円程度を措置します。
- 本プロジェクトの採用者については、次代をリードする優秀な研究者として本学が認めたことを証するものとして、採用日より「京都大学白眉研究者」の称号を与えます。
- 本プロジェクト採用者は、毎年度末に京都大学白眉センターから研究活動報告書の提出を求められます。本学の規程に定める教員評価を受けますが、白眉センターによる中間評価等は行いません。また、雇用期間終了時には、研究成果の発表を行うものとします。
- 採用後は白眉センターが主催する行事等に参加する義務があります。
- 採用後は京都大学特定有期雇用教職員就業規則を誠実に遵守し、その実行に努めることとします。
5.選考方法
- (第一次審査)
京都大学白眉センター専門委員会において、研究実績・計画を対象に書類選考を行います。 - (第二次審査)
京都大学白眉センター伯楽会議において、面接を行い、研究面のみならず次代の学術を担う人材としての資質等を総合的に判断して採用候補者の選考を行います。 - (第三次審査)
京都大学白眉センター運営委員会において、伯楽会議における面接結果等を踏まえた審議を行い、採用内定者を決定します。
6.選考結果等
選考結果については、全応募者にメールにて通知します。
なお、選考過程及び採否の理由については一切お答えできません。
7.応募方法・応募締切
応募方法
Web上の登録サイトにて応募者情報を登録し各自のアカウントを作成してください。アカウントにログインした後、京都大学次世代研究者育成支援事業「白眉プロジェクト」【グローバル型】提案書をアップロードしてください。「提案書のアップロード」をもって応募受付完了となります。
提案書作成・記入要領に登録項目の説明がありますので、登録サイトへの登録前に必ずご一読ください。
【参考】提案書作成記入要領
登録サイト
https://www.hakubi.kyoto-u.ac.jp/form/
※登録サイトにて、各自のアカウントを作成してください。
提案書アップロード期限
京都大学次世代研究者育成支援事業「白眉プロジェクト」【グローバル型】提案書を、以下の期限までに上記のアカウントにてPDF形式でアップロードしてください。
提案書:PDF / Word
2019年2 月7 日(木) 13:00(日本時間)
※提案書アップロード期限から1週間を目途に、応募受諾のメールをお送りしますので、連絡がない場合は、必ず以下の「9.問い合わせ先」までご連絡願います。
8.公募説明会
公募説明会を以下の日程で開催します。出席を希望される場合は、説明会前日までに、メールにて氏名、所 属・職、連絡先(TEL)及び参加を希望される会場を連絡いただきますようお願いします。
なお、事前連絡が無 い場合にも、説明会に参加いただくことは可能ですが、会場が満席の場合にはお席をご用意できないこともあります。
京都大学白眉センター
- E-mail:hakubi*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください。)
- 件 名:【白眉説明会:(京都or東京)】氏名
- メール本文:氏名、所属・職名、連絡先(TEL)、参加を希望する会場
【京都会場】
- 日 時:2018年12月21日(金)18:00~
- 場 所:京都大学学術研究支援棟(下記地図において61番の建物)地下会議室1、2
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_y/
【東京会場】
- 日 時:2019年1月10日(木)18:00~
- 場 所:京都大学東京オフィス大会議室A、B
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/tokyo-office/about/access.html
9.問い合わせ先
本公募に係る詳細については、Q&Aを参照してください。
【参考】質疑応答集(Q&A)
※修正のお知らせ
● FAQ修正 2019年1月15日(PDF)
その他、不明な点については、以下の連絡先にメールにて問い合わせください。電話による問い合わせにはお答えできません。
京都大学白眉センター
E-mail:hakubi*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください。)
10.備考
- 提出書類の個人情報は、本選考の目的のためのみに使用し、応募者の承諾無く本目的以外には使用しません。
- 応募に要する経費については、申請者の自己負担とします。
- 男女共同参画を推進しています。多数の女性研究者の積極的な応募を期待します。
【 部局連携型 】公募要項
※第10期(2019年)の公募は終了しました。
京都大学では、次世代を担う先見的な研究者を育成するための取り組みとして、2009年から京都大学次世代研究者育成支援事業「白眉プロジェクト」を展開しています。 このたび、世界トップレベルの研究者として活躍するとともに、次代の学術を担う人材を育成することを目的として、以下のとおり研究者の募集を開始しますのでお知らせします。 なお、2016年募集より、これまでの白眉プロジェクトを踏襲した【グローバル型】に加え、文部科学省の卓越研究員事業を活用した【部局連携型】による募集を開始しました。
本公募要項は【部局連携型】に関する募集内容について記載しております。 【グローバル型】の詳細については、https://www.hakubi.kyoto-u.ac.jp/rec/2019/recruit-global-typeをご確認頂き、各募集の内容を比較検討した上で応募して下さい。
1.【部局連携型】(卓越研究員事業)の募集ポストについて
京都大学において、卓越研究員事業を活用し、白眉プロジェクト【部局連携型】として募集を行うポストは以下のとおりです。
※「A5201」、「A5202」、「A5203」、「A5204」、「A5205」、「A5206」、「A5207」、および 「A5208」のポストについては、当事者間交渉を終了しました。
京都大学が提示するポストの詳細
公募番号 | 部署名 | 分野 | 職名 | 事前連絡 | 詳細 |
---|---|---|---|---|---|
A5201 | ウイルス・再生医科学研究所 | 医歯薬学 | 特定助教 | 要 | |
A5202 | エネルギー科学研究科 | 化学 | 特定助教 | 要 | |
A5203 | 医学研究科 | 医歯薬学 | 特定准教授または特定講師、特定助教 | 要 | |
A5204 | 医学研究科 | 医歯薬学 | 特定准教授 | 要 | |
A5205 | 医学部附属病院 | 医歯薬学 | 特定助教 | 要 | |
A5206 | 複合原子力科学研究所 | 医歯薬学 | 特定准教授 | 要 | |
A5207 | 防災研究所 | 数物系科学 工学系科学 社会科学 | 特定助教 | 要 | |
A5208 | 理学研究科 | 数物系科学 | 特定准教授 | 不要 |
(参考)卓越研究員事業のポスト一覧
- 文部科学省 HP
http://www.mext.go.jp/a_menu/jinzai/takuetsu/index.htm - 日本学術振興会 HP
https://www.jsps.go.jp/j-le/koubo_kenkyu.html
2.選考方法
応募方法やスケジュール等については各ポストによって異なりますので、
詳細は「1.【部局連携型】(卓越研究員事業)の募集ポストについて」をご参照ください。
3.問い合わせ先
卓越研究員事業について
- 制度に関すること:文部科学省
http://www.mext.go.jp/a_menu/jinzai/takuetsu/index.htm - 公募・申請に関すること:日本学術振興会
https://www.jsps.go.jp/j-le/koubo_kenkyu.html
白眉プロジェクト【部局連携型】により募集する各ポストの詳細について
ポストごとに問い合わせ先を設けておりますので、「1.【部局連携型】(卓越研究員事業)の募集ポストについて」をご確認頂き、直接お問い合わせください。
(参考)白眉プロジェクト【グローバル型】について
京都大学白眉センター(電話による問い合わせにはお答えしかねます。)
E-mail:hakubi*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください。)
【グローバル型】
公募スケジュール
12月13日 | 公募開始 |
12月21日 1月10日 | 公募説明会(京都) 公募説明会(東京) |
2月7日(13時) | 提案書提出期限 |
3月上旬 | 書類選考開始 |
6月16日 | 面接審査 |
7月10日 | 運営委員会による審議・採用者決定 |
【グローバル型】
公募内定について
京都大学では、2009年から京都大学次世代研究者育成支援事業「白眉プロジェクト」を立ち上げ、優秀な若手研究者を年俸制特定教員(准教授、助教)として採用し、 次世代を担う先見的な研究者を育成するための取り組みを進めてきました。第10期(2019年)については、12月13日(木曜日)に公募開始、2月7日(木曜日)に公募を締切り、 その後白眉センター専門委員会による書類選考、伯楽会議による面接等、厳正な審査を行ってきたところです。このたび、 7月10日(水曜日)に開催した 白眉センター運営委員会(第25回)において審議した結果、白眉センターに採用する者10名を内定しました。
内定者一覧 (2019.8.1現在) (五十音順)
氏名 | 研究課題名 | 採用職種 | 現所属・職 |
---|---|---|---|
宇賀神 知紀 | 量子情報理論の基礎物理諸分野への応用、特に相対エントロピーを用いたアプローチ | 助教 | 沖縄科学技術大学院大学 博士研究員 |
大井 雅雄 | 捻られた調和解析によるLanglands関手性の研究 | 助教 | 京都大学理学研究科 日本学術振興会特別研究員 |
坂部 綾香 | 地上観測データの統合解析による森林における炭素循環メカニズムの解明 | 助教 | 大阪府立大学生命環境科学研究科 日本学術振興会特別研究員 |
相馬 拓也 | 中央ユーラシア山岳環境におけるヒトと動物の環境適応戦略の学融合型実証研究 | 准教授 | 早稲田大学高等研究所 招聘研究員 |
越智 萌 | 中核犯罪の特別性に関する研究 ― 国際社会全体の関心事である最も重大な犯罪分類の現代的意義 | 助教 | ひょうご震災記念21世紀研究機構 主任研究員 |
中村 栄太 | 統計学習と進化の理論に基づく音楽創作の知能情報学研究 | 助教 | 京都大学情報学研究科 特定助教 |
春本 敏之 | 性を操る微生物に学ぶ:昆虫の共生細菌による生殖操作を包括的に理解し応用する | 助教 | スイス連邦工科大学ローザンヌ校 博士研究員 |
水本 岬希 | 活動銀河核アウトフローのエネルギー輸送、およびそれが銀河進化に与える影響 | 助教 | University of Durham 日本学術振興会海外特別研究員 |
森井 悠太 | 捕食が駆動する適応放散メカニズムの解明 | 助教 | Massey University 日本学術振興会海外特別研究員 |
RAPPO Gaétan | 日本中世仏教文献(聖教)をめぐるデジタル・フィロロジー : 日本密教史の再考試論 | 准教授 | 名古屋大学文学研究科附属人類文化遺産テクスト学研究センター 特任准教授 |
応募・内定状況 (2019.3.31現在)
応募者数 | 内定者数 | 倍率 |
343名 | 10名 | 34.3倍 |
応募者数 | 比率 | 内定者数 | 比率 | |
男性・女性比率 | 261名:82名 | 76.1%:23.9% | 8名:2名 | 80.0%:20.0% |
文系・理系比率 | 121名:222名 | 35.3%:64.7% | 2名:8名 | 20.0%:80.0% |
学内・学外比率 | 90名:253名 | 26.2%:73.8% | 1名:9名 | 10.0%:90.0% |
国内・国外比率 | 261名:82名 | 76.1%:23.9% | 8名:2名 | 80.0%:20.0% |
准教授・助教比率 | 120名:223名 | 35.0%:65.0% | 2名:8名 | 20.0%:80.0% |
平均年齢 (准教授) (助 教) | 40.2歳 | - | 39.5歳 | - |
34.5歳 | - | 32.0歳 | - |
※主に本人の提案書記載の内容から転載