京都大学 白眉センター

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森 靖夫

白眉プロジェクトを去って、早いもので3ヶ月がたちました。ようやく同志社大学での新しい研究生活にも慣れ、充実した毎日を送っています。白眉では、短い間でしたが皆さんには本当にお世話になりました。ご存知の通り、私は4ヶ月という最速の、いや2番目のスピード（1番は○永さん）で白眉を巣立ちました。ですが、この4ヶ月間の経験は、私にとって余りに刺激的なものでした。具体的な内容は？？？なことが多々ありましたが、皆さんの研究を通じて、学問と社会のあり方、文理融合の将来など、大きなスケールで学問について考える機会を得たのは、とくに収穫でした。私の研究も皆さんに同じような刺激を与えられるよう、今後とも頑張って行きたいと思います。

さて、私の近況ですが、この6月に2冊目の単著『永田鉄山』を出版しました。日本陸軍きっての頭脳であった永田鉄山の波乱万丈の生涯を描いた評伝です。7月には北京で開催される中国政治学会に参加します。発表者数十名のうち日本人は私1人という、アウェーどころか孤立無援の学会報告！更にタフになって帰って来ようと思います。相当面白い経験になることが予想されますので、改めて皆さんに報告させて頂きたいと思います。

（もり　やすお）