GL:グローバル型(従来型)
TT:部局連携型(卓越研究員型)
専門領域: 冷却原子物理学、量子光学(実験)
研究課題: 『冷却原子系を用いたブラックホール情報パラドックスの実験的検証』
サッカー選手になってほしいとの願いを込め、私は「シュータ」と名付けられましたが、小さい頃からサッカーなんかより工作や理科や実験が好きだったので、勉強して実験物理の道に進みました。専門は「冷却原子系」というレーザー冷却された希薄な原子集団の実験ですが、冷却原子それ自体を研究している訳ではなく、冷却原子系の大きな自由度と高度な制御性を生かし、従来の物質系では実現・観測が困難であった種々の量子現象を探求する事が私の研究テーマです。今後は、近年、量子情報・量子カオスとの関連も分かってきた「ブラックホール情報パラドックス」と呼ばれる問題に対して、冷却原子系を用いてアプローチしたいと考えています。