専門領域: 素粒子論、場の理論
研究課題: 『素粒子物理学の未解決問題に対する計算物理学的アプローチ』
サッカーや野球に向いていないのは物心ついた時からから分かっていたので、はじめは歴史学者になろうと思っていましたが、やっぱり宇宙飛行士になって火星に行こうと思い、それもどうやら向いていないので数学へ、それも違うと分かって最終的に理論物理に落ち着きました。理論物理の中でも、自然界の基礎的な相互作用を記述する素粒子論、特に重力の量子論的な記述を与えると期待されている超弦理論に興味を持っています。素粒子論では「場の理論」が重要な役割を果たしますが、物理的に重要なパラメーター領域では取り扱いが難しく、数値的な解析手法を発展させる事なしには答えられない重要な問題が山積みです。ところがなぜか数値的な解析は超弦理論屋さんには人気がありません。重要なのにみんながやらない問題があれば、僕がやるしかありません。当面の目標は、ある種の場の理論を用いて超弦理論の量子論的な性質が記述出来ると示す事です。