GL:グローバル型(従来型)
TT:部局連携型(卓越研究員型)
専門領域: 法学
研究課題: アジアにおける国境を超えるデジタル取引についての競争法の調和:法の経済分析の観点から
受入先部局: 法学研究科
直前所属: 京都大学法学研究科
シンゥルゥ ジュヨン博士は以前、京都大学法学研究科においてポスドク研究員を務めていた。研究者になる前に、台湾で弁護士を務めており、かつアメリカ合衆国、カリフォルニア州で弁護士の資格を獲得した。彼はデジタル経済に関連する問題に焦点を当てて、競争法を中心に研究を積み重ねてきた。彼は以上のテーマについて多くの論文を発表しており、「独占禁止法:事案と材料」と題された書籍の共同著者でもある。
白眉センターにおける彼の研究は、三つの主要な競争法的調和モデルについて、それぞれのコスト及び利点を検討することである。すなわち、欧州モデル(上位)、合衆国モデル(中位)そして東南アジアモデル(下位)である。この結果は、アジアにおける国境を越えたデジタル取引を拡大し、かつより広範な地域市場の創出につながる地域競争的枠組みを形成するための、実践的な提案をアジア諸国の政府に提供するものである。