GL:グローバル型(従来型)
TT:部局連携型(卓越研究員型)
専門領域: 神経生理学
研究課題: 『中枢神経系の損傷後に運動機能を再獲得する神経メカニズムの解明』
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」—自分と外界の変化を予測し、それを次の行動選択に活かしていくことは、我々動物の基本的な行動戦略です。そのため、神経障害等で予測システムが機能しなくなると、私達の運動は巧みさを失い、環境に上手く適応できなくなってしまいます。本研究では、健常時および障害時の運動制御・運動学習メカニズムを明らかにするために、1)ウィルスベクターを用いた神経回路操作、2)ロボットアームを用いた詳細な行動評価、3)計算理論にもとづくシミュレーションを組み合わせて、動物の行動適応に関わる神経回路(ハードウェア)とその機能(計算論)について包括的に明らかにすることを目標としています。