京都大学 白眉センター

第4期

公募：2012年3月
任期：2013年4月～2018年3月末  研究者分布図 

自己紹介

子どもの頃から物語を読むのが好きで、言語についての研究をしようと思っていました。大学に入って、言語を理解する人間の方に興味を持ち、認知心理学の研究を始めました。白眉プロジェクトでは、物語を用いて、自閉症スペクトラム障害（ASD）を持つ人の感情について研究します。ASDというのは、社会的コミュニケーションの困難と、限定した興味によって、特徴づけられる発達障害です。ASDを持った人は他者に対して共感をすることが困難であるといわれていますが、自分と類似したASDを持った他者のことをよく理解でき、共感することができるのではないでしょうか。ASDを持った方の、感情理解、共感のメカニズムを解明することで、エビデンスベースの支援につなげることをめざします。

関連ニュース

• 2017年06月28日

  米田英嗣研究者が執筆した「物語理解における時間情報および自己表象」 信原 幸弘 (編) 時間・自己・物語 春秋社, 179-201.　が出版されました。【2017年6月26日 掲載】

• 2016年12月1日

  米田英嗣研究者の論文 "Decision making processes based on social conventional rules in early adolescents with and without autism spectrum disorders" がScientific Reportsに掲載されました。

• 2016年12月1日

  米田英嗣研究者が執筆した"必携 発達障害支援ハンドブック(下山晴彦・村瀬嘉代子・森岡正芳 (編 ) 金剛出版)"が出版されました。

• 2016年12月1日

  米田英嗣研究者が執筆した"米田英嗣 (2016). コラム「自閉症の認知特性」 子安増生・楠見 孝・齊藤 智・野村理朗 (編) 教育認知心理学の展望　ナカニシヤ出版, 268."が出版されました。

• 2016年03月22日

  米田英嗣研究者が執筆した"発達科学ハンドブック8 脳の発達科学" (榊原洋一・米田英嗣 (編) 新曜社)が出版されました。

• 2016年03月22日

  米田英嗣研究者が執筆した"自閉症児の善悪判断" (子安増生 (編) 「心の理論」から学ぶ発達の基礎:教育・保育・自閉症理解への道 ミネルヴァ書房)が出版されました。

• 2015年03月30日

  米田英嗣研究者が執筆した"発達障害-自閉症児者の高次認知機能"を含む『心のしくみを考える-認知心理学研究の深化と広がり』(北神慎司・林 創(編)ナカニシヤ出版)が出版されました。

• 2015年03月17日

  米田英嗣研究者の論文 "Similarity hypothesis: understanding of others with autism spectrum disorders by individuals with autism spectrum disorders" が Frontiers in Human Neuroscienceに掲載されました。

• 2015年02月9日

  米田英嗣研究者の論文 "Autistic empathy toward autistic others" がSocial Cognitive and Affective Neuroscienceに掲載されました。

• 2013年06月25日

  米田英嗣研究者の論文 "Episodic memory retrieval for story characters in high-functioning autism" がMolecular Autisms に掲載されました