京都大学 白眉センター

第4期

公募：2012年3月
任期：2013年4月～2018年3月末  研究者分布図 

自己紹介

小さい頃から、レゴや図画工作など、新しいものを作ることが大好きでした。当初は、エンジニアになることが夢でしたが、興味をもつ対象物のサイズがどんどん小さくなり、大学入学当初は、マイクロマシンに興味を持っていました。その後、さらに対象物が小さくなり、もはや我々の日常における感覚が通用しない量子の世界における物理を研究することになりました。量子の世界では、対象物を全く乱さずに測定をすることは原理的に許されておらず、「見る」ことすらままなりません。このような不思議な量子の物理を使うと、量子テレポーテーションや量子コンピュータなど、私たちの常識を遥かに超える技術を実現することができます。量子コンピュータ実現に向けた研究は始まったばかりであり、解決しなければならない問題も山積みです。今後、レゴを組み立てていくように一つ一つ着実に理論を構築してきたいと思います。

関連ニュース

• 2013年07月10日

  藤井啓祐研究者の論文 "Secure Entanglement Distillation for Double-Server Blind Quantum Computation" が Physical Review Letters に掲載されました

• 2013年07月10日

  藤井啓祐研究者の論文 "Blind quantum computation protocol in which Alice only makes measurements" が Physical Review A に掲載されました