京都大学 白眉センター

第2期

自己紹介

御牧克己・本学名誉教授の仏教学講義を受け、仏教が非常に高度な哲学体系を持っていることを知りました。それ以来、仏教哲学をマスターしてやろうと努力するも、連戦連敗。現在は、インド仏教、チベット仏教、ボン教（チベット古来の宗教）の、未研究の写本の解読しながら、空思想や二真実思想あたりを中心に比較研究しています。特にボン教は、チベットに仏教が伝来する以前から存在しチベット文化を担い続けてきた重要な宗教ですが、一次文献へのアクセスの難しさ等を理由として、研究が大幅に遅れてきました。白眉プロジェクトでは、これまで誰にも扱われてこなかった重要文献を中心に精読を重ね、思想史を比較研究していく予定です。

関連ニュース

• 2011年12月29日

  "チベット宗教・哲学の再考"　「Revue d'Etudes Tibétaines」に掲載。

• 2011年12月29日

  "親鸞"（共著：河出書房新社）

• 2011年08月8日

  "The Two Truths in Bon（ボン教における２つの真実）"（単著: Vajra Publications, Kathumandu）